2026/08/28 10:28

PENTAX SPの露出計スイッチが戻らない、モルトが劣化している、シャッターや巻き上げの動きが気になる――。このような症状は、長く保管されていたフィルムカメラで見つかることがあります。
この記事では、ヨアケマエカメラで対応したPENTAX SPの修理事例をもとに、確認しておきたい症状、修理内容、料金の目安、依頼の流れをご案内します。
PENTAX SPでご相談の多い症状
【露出計スイッチが戻りにくい】
当店の修理事例では、露出計スイッチの動きが重く、元の位置へ戻りにくい症状が複数ありました。無理に動かし続けると状態が悪化する可能性があるため、引っかかりや粘りを感じたら、そのままの状態でご相談ください。
【モルトが劣化している】
裏蓋やミラー周辺のモルトは、経年によってべたついたり、粉状に崩れたりします。劣化したまま使用すると光漏れにつながることがあるため、フィルムを入れる前の確認をおすすめします。
当店で確認したPENTAX SPの3事例では、すべてにモルト劣化が見られました。
【張り革の剥がれや電池蓋の欠損】
長期間の使用や保管により、張り革の端が浮いたり、電池蓋などの部品が失われたりする場合があります。
部品交換が必要なときは、入手できるかを確認したうえで修理可否と費用をご案内します。
【シャッター・巻き上げ・ミラーの動作】
ご相談の症状が露出計やモルトだけでも、修理時にはシャッター速度、巻き上げ、フィルム送り、ミラー動作なども確認します。
複数の不具合が同時に見つかることがあるため、実物を点検してから正式なお見積もりをお出しします。
PENTAX SPの主な修理内容
状態に応じて、次のような作業を行います。
・分解清掃と各部の点検
・シャッター速度と動作の確認・調整
・巻き上げ、フィルム送り、ミラー動作の確認
・露出計スイッチや露出計の点検
・劣化したモルトの交換
・張り革や欠損部品への対応
必要な作業だけをご提案し、正式なお見積もりにご了承いただく前に修理を進めることはありません。
PENTAX SPの修理料金の目安
現在の基本的な料金目安は次のとおりです。
・オーバーホール:18,000円~
・モルト交換:8,000円~
・シャッター修理:15,000円~
・巻き上げ不良:15,000円~
・露出計修理:12,000円~
部品代は別途必要です。同じPENTAX SPでも、故障箇所、部品の状態、過去の修理歴などによって料金は変わります。
詳しくは「フィルムカメラ修理料金の目安」をご確認ください。
当店で対応したPENTAX SPの修理事例
・露出計スイッチ不良・モルト劣化・電池蓋欠損|19,000円
掲載料金はそれぞれのカメラを点検した際の事例です。現在の修理料金を一律に示すものではありません。
修理相談前に確認しておくこと
分解は行わず、安全に確認できる範囲で次の内容をお知らせください。
・シャッターが切れるか
・巻き上げレバーが動くか
・露出計の針とスイッチが動くか
・モルトにべたつきや崩れがあるか
・欠損している部品があるか
固着したレバーやダイヤルを無理に動かしたり、油を差したりせず、現在の状態のままご相談ください。
修理依頼の流れ
1.機種名と症状をお問い合わせフォームから送信
2.修理可否と料金の目安をメールでご案内
3.カメラを着払いで発送
4.実物を点検し、正式見積もりと工期をご案内
5.ご了承後に修理を開始
6.修理完了後に返送
全国から受け付けており、修理後は2か月保証です。詳しい流れは「フィルムカメラ修理」をご覧ください。
PENTAX SPの修理をご検討の方へ
修理できるか分からない場合も、まずは機種名と症状をお知らせください。
写真だけでは判断できない場合がありますが、発送前に修理対象かどうかと料金の目安をご案内します。
整備済みのPENTAXカメラをお探しの方へ
修理ではなく、整備済み品への買い替えを検討されている方は、現在販売中のPENTAX商品をご覧ください。当店で点検・整備を行い、商品の状態と整備内容を明記したカメラやレンズを掲載しています。
